心底に沈殿したヘドロのようなĀsava(漏)が煩悩の本体です。
心の表面に浮上すれば貪や瞋として表象するものの、
漏は本来、より混沌としたものです。
貪瞋痴に分類できない幾つかの本能的モーメンタムが、
煩悩生起の潜在的傾向性を形成します。
例えば攻撃的傾向性から、貪も瞋も生じえるのです。