心は本来透明な水のようなもので、
同時に生起する心所の多彩な色を
映しながら
無色透明であり続けます。
もちろん凡夫の心はざわついていて、
表面にはさざ波が立ち
内面は対流が生じています。
一方、聖者の心は静寂で、
表面は鏡の如く満月を映し、
月の光はまっすぐ
水底を照らし出しています。