二十四縁起でも、業と業果の関係でも、
現象は常に多因により生起し、
果報は常に多果となります。
故にお釈迦様は、完全な因果の識別は
如来でも容易ではないと仰いました。
現象は消滅するから苦なのではなく、
生起するから苦なのだということを
随念して下さい。
生起がない時、寂静が得られます。