2021-06-27 ■ 渇愛は厭悪で塗り替え、その上で行捨で遠離します。ある現象に対して渇愛を感じないだけでは、十分ではありません。条件が揃えばいつでも感じうるのです。渇愛の対象に三相、特に苦と危険を見出してこそ、厭悪の心が生じ、やがて一切の現象を中捨する心、すなわち行捨の智慧が生まれるのです。