2021-07-24 ■ 生前の渇愛の残り香がある限り、どんな死も悲しく哀れです。そこに無常と無我を見、俗世が常住・常楽でないことを改めて知り行苦を感じます。一切の渇愛を厭い離れた聖者の死は至上の祝福です。残された者達は聖者に置き去りにされた孤児の悲しみに涙しますが、聖者は不死の甘露に入ります。