本当の安心はどこにもありません。
実相世界は一瞬一瞬消え去っていて、
何も維持できません。
安全な避難所は何処にもなく、
責任をとるべき誰もいません。
「私」という現象の連続体は、
濁流の如き貪瞋痴に眼を覆われ、
摑む何かを求めつつ、
得られぬまま、
やがてここから消え去っていくのです。