ガンジス河の流れのように
すべての有情が生まれ死に生まれ死んで
いずれ神の御許に流れ着けるのであれば、
どんなにいいでしょう。
しかし輪廻は残酷です。
渇愛で盲目となった有情は
身の毛もよだつ無我性に
救い無き苦を見るでしょう。
そしてその同じ無我性が
出世間では無死の甘露となるのです。