利にさとく、智に暗し。
生まれ生まれ生まれ生まれて
生の始めに暗く、
死に死に死に死んで
死の終りに冥し。
高山の頂上では強風が荒れ狂い、
深海は水の重圧が耐え難く、
空の果ては誰も見たことがない。
ただひとり輪廻する身の、
身の毛もよだつ孤独と恐怖。
それが行苦、
Saṅkhāra-dukkhaです。