2022-09-29 ■ 利にさとく、智に暗し。生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終りに冥し。高山の頂上では強風が荒れ狂い、深海は水の重圧が耐え難く、空の果ては誰も見たことがない。ただひとり輪廻する身の、身の毛もよだつ孤独と恐怖。それが行苦、Saṅkhāra-dukkhaです。