程度の差こそあれ、
どんな人のどんな人生も
悲劇であることを
忘れてはなりません。
どんな有情の死も
悲しいものです。
大いなる権勢を誇っても、
物語のような幸せの極みを
味わっても、
その最後は無常です。
ただ涅槃に至る道だけが
祝福されるべき生であり、
祝福されるべき死と
いえるのです。