無明は人の眼を覆い、
無常性を常住と、行苦性を常楽と、
無我性を主体と、不浄性を浄美と、
見誤らせます。
バケツ一杯の水をコップに注ぐことはできず、
こぼれ落ちたダンマは、
無明によって曲解されてしまうのです。
これが伝法内容を禁他見とする理由です。
ダンマには本来、秘密などありません。