身の周りの人やものに、
いかなる執着も持たずに生きることは、
できないし、する必要もありません。
無常・苦・無我の随念によって、
今は愛着をもって共存しているけれども、
時がくれば、つるんと剥ける熟れた桃の皮のように、
見事に離貪して振り返らない心を、
大きく育てていけばよいのです。