転倒見は身見を生じ、
身見は欲貪を生じ、
欲貪は瞋恚を生じ、
瞋恚は今生と来世の不幸を生じます。
貪るものが得られなければ瞋恚が生じ、
手にすれば多く他を傷つけ彼に瞋恚を生ぜしめます。
これが世の理です。
故に釈尊は転倒見の砕破、
すなわち四聖諦の看破を、
修行の最終目標に据えたのです。