無常は逃げ場のない戦慄すべき現実ですが、
それを看破する心に、
如何なる怖れも嫌悪も生じません。
無常を看破する当体は「私」ではなく、
意識の連続体に生起する正念正知です。
正念正知がいまこの刹那のダンマを、
あるがままに看破する時、
そこには山頂の霊気と表現される高い意識があります。