一切の現象は生起するや否や消滅し、
永久に戻ってきません。
それが一切皆苦の本義です。
各瞬間は消滅し、
「私」に紐付けされた記憶だけが残ります。
朝に経験した現象は今はなく、
夜に対峙するだろう現象は未だありません。
その瞬間を生きる為には、
概念の世界に生きる事からの決別が必要です。