因に依存して生じ、
生起の瞬間から消滅の瞬間まで、
様々な条件の変化によって、
その姿を変えつつ表象を続ける現象は、
実在(実体ある存在)とはいえません。
実在とは条件によって左右されない、
無始・無終・無変・無我の存在だけを指します。
それは仏教において「涅槃」として知られています。