原爆投下を指示した人物に対して
「人間の命を何と思っているのか!」と
怒りが湧き上がるのは当然です。
しかし八正道の正思惟から見れば、
彼の死後の転生と受苦を思う時、
彼もまた慈悲の対象となります。
どんな理由であれ
決して怒りを生起させないこと。
それが仏教の厳しさであり、崇高さです。