発菩提の時、清浄な至聖の祝福にふれ、
誰に教わったわけでもないのに
どうしていいか分からぬ謙虚さと
圧倒的な至福が心に湧き上がってきました。
ああ、私はこの為に生まれてきた!
そして愛しくも藁草の如き浮世の雑事を
早く片付けて至聖の傍にずっといたい、
心の底からそう希求していたのです。