施せし情は人の為ならず 己が心の慰めと知れ
我れ人にかけし恵は忘れても 人の恩をば長く忘るな
新渡戸稲造の「武士道」の一節です。
慈悲は人の為ではなく、
我が積徳の為でもない、
己が心が善なる至福を楽しめばそれでいいではないか。
してあげた事は忘れよ、
してもらった事は決して忘れるな。