大念處経の集諦に説かれている通り、
些細な事象の中に貪りの対象を見つける衝動は、
ひとの本能に根付いたものです。
目先の対象を貪り、生きる苦痛から目を背けても、
自身を輪廻の輪に縛りつけるだけです。
生活をカラフルに彩ることはできますが、
最後は容赦なき老死から逃れることはできません。