身心の連続体は単なる現象に過ぎません。
しかし人は自分を基点に身心を見てしまう。
身心を自分と見、自分は身心を所有すると見、
自分の中に身心を見、身心の中に自分を見て、
自分が存在するという誤解を確立させてしまいます。
そして身心が老い、遂に消滅する時、
憂いや無常感で苦しむのです。