「我が物と思うものを貪る人は、
憂いと悲嘆と物惜しみを捨てることがない」(経集)
本来この世に「自分の物」など何もありません。
故に物ではなく「我が物」と思う心だけを捨てればよいのです。
所有欲から自由になった人は無所有を悲しむことなく、
失う物が何も無い、安穏の境地に住します。