修行で何か大きな成果が得られる時、

「遂にやった!努力が報われた!」

という喜びを感じることはありません。

それはいつも予期せぬ形で突然、

身に余る僥倖としてやってきます。

その時心は歓喜ではなく、

消え入りたい程の謙虚さに満たされます。

少なくとも私の場合、

証悟はそのように訪れます。