2019-03-22 ■ パオ僧院ではよく停電がありました。 新月の夜に灯が消えると、 暗闇で四つん這いになり、 曲がりくねった百五十段の石段を、 手探りで確認しながら、 自分のクティまで戻ったものです。 人生で初めて、 月の光の有り難さを実感しました。 正に世間は漆黒の闇の如く、 仏法僧は石段を慈愛で照らす満月の如し。