釈尊が悟られた境地の空気を呼吸する福徳がある人は、

それが雲上にそびえ立つ最も高い山頂の冷気、

強烈なる霊気であることを知っています。

氷粒が希薄な空気に煌めく寂滅なるダンマの光の中、

自らまろがり出づる法輪が、

遙か下方の巨大なサンカーラの世界に、

甘露の雫を落としていくのです。