執着が問題なのではありません。
「私」と「私でないもの」との間に引く、
境界線が問題なのです。
慈経には独り子を守る母親の話があります。
この経節の真意は、
一切有情を我が子として扱いなさい、
ということです。
その時、私達の心はとろけるような慈愛に満たされ、
一切の執着は消失します。