一切の現象は実在する、或いは実在しない、という見解は、
直感的誤謬に基づく心の傲慢な推論です。
五蘊・十二処・十八界は、
外界と内面の境界線である五つの浄色(Pasāda)における、
「知覚する主体」と「知覚される対象」との接触に過ぎません。
私達は実際には、それ以上何も知り得ないのです。