或る人達の自我は、
肥大化した自尊心という
頑強な城壁で護られていながら、
硬いカサブタがとれると
生まれたての皮膚が現れるように、
突然自我がぽろっととれて、
無垢の菩提心が生ずることがあります。
かと思うと、柔和だが決して剥がれない、
とりもちのような自我を持っている人もいます。