苦労して欲を離れても、
自我への執着が残っていれば、
何も所有していない自我が残り、苦しみます。
逆に、自我への執着を手放せば、
欲する当体を離れるのですから、
離欲に苦しむ必要はありません。
この世のあらゆる富は、
私達の所有物ではないけれど、
必要に応じて自由に享受すればよいのです。