肉体的痛みと精神的不快という世間苦の二辺を超えて、
存在に内在する行苦を如何に実感することができるか、
そしてその実感から如何に仏法僧に対する信を紡ぎ出せるか、
仏教への適性が問われるところです。
その発菩提の瞬間に、
彼は輪廻の輪から飛び出して、
解脱に至る八正道を歩み始めるのです。