業果の怖さを知る仏教者は、
世俗を生きるには断崖絶壁の道を旅する用心深さが必要だと痛感しています。
一瞬の怒りの爆発が功徳の林を焼き尽くし、
自ら歩く道をも谷底に崩落させてしまうのです。
怒りや嫉妬の激情を、
行動や言葉で暴発させる刺激は抗し難く、
一度とらわれると、すべてを失います。